エアウィーヴは東京五輪の公式スポンサーになって、出場する全てのオリンピック、パラリンピック選手村で使うマットレスを提供しますが、
そのマットレスがちょっとしたニュースになってるし、今後の寝具の世界を変える可能性のあることとして私も結構注目してます!
ベッドフレームは段ボールを使うというエコな観点もそうですが、注目は選手の体型にあった硬さのマットレスを提供するというもの。
マットレスは東京五輪の公式スポンサーになったエアウィーブが全て提供します。
東京五輪の全選手が使うエアウィーヴのマットレスの特徴
エアウィーヴでは頭、腰、足に3分割できるマットレスで選手の体型に合わせて硬さの組み合わせを変えます。
全てのパーツを選手個人個人に作るのではなく、
それぞれのパーツでソフト、レギュラー、ハード、スーパーハードの4種類を組み合わせることで実現するもので、オーダーメイドというよりはカスタムメイドのマットレスです。
選手の筋肉のつきかたを前提に肩、腰、脚と3つ折りマットレスのようなイメージで3つのタイプに分かれるマットレス。
そして肩、腰、脚の部分をソフト、標準、ハード、スーパーハードの4種類の硬さを組み替えることが出来る仕様になってます。
五輪選手の体型に合わせたカスタマイズ方法とは
じゃあ、選手の体型とマットレスの各パートの硬さはどうやって決定するの?
これが一番のポイントですが、選手一人ひとりのサイズを実測しに行くのは現実的ではありません。
ここをBodygramと言われる自動採寸アプリを使って計測します。
もともとBodygramの自動採寸ソフトはスーツやシャツなどのアパレル用で開発されたものですが、これをマットレスに応用したもの。
全選手一人ひとりのためにマットレスを個々にオーダーメイドするのではなく、パーツを組み合わせて選手に合わせてカスタマイズするというものです。
ZOZOスーツは失敗に終わりましたが、ユニクロはAIを使った自動採寸の技術を自社開発しているし自動採寸の技術の流れは止まらないのは確実。
ただ、初の試みなのでエアウィーヴが五輪選手に提供するマットレスはかなりチャレンジングですが、東京五輪が終わってみて選手たちからの感想が上々であればこの技術が寝具に新たな風を吹き込むことは間違いありませんね。
首、胸、ウエストの微妙なサイズ計測が必要な洋服や靴よりはマットレスの方がAIアプリでの自動採寸は簡単なのはイメージできますがかなり注目です。
ユニクロも自社で自動採寸技術を開発してるし、エアウィーヴが採用するBodygramの自動採寸アプリなど今後はアパレル業界と寝具業界の技術的コラボレーションはあるでしょうね。
東京五輪では記録ラッシュか?
東京五輪での選手のアンケートをもとに改良され、今後はエアウィーヴから一般向けのサービスとして提供される予定。
エアウィーヴはもともと倒産寸前の釣り糸メーカーが今までの技術をマットレスに転用して大成功を成し遂げた企業で、広告の使い方を含め経営がかなりうまいです。
東京五輪では莫大なスポンサー料を支払うことになりますが、新しいコンセプトのマットレスを世界中で販売する世界戦略の一つと言っていいでしょうね。
いずれにしても、東京五輪で過去最高の記録が出る大会となればその陰でエアウィーヴの効果があったといえるかも?!
エアウィーヴというと、ポリエチレンを使った高い通気性のエアファイバーという素材が有名だけど、体重に合わせた硬さ選びが出来ませんでした。
マットレスは人の体重や体格に合わせて選ぶのが快眠や腰痛、体調維持に重要という点に本腰を入れて来ましたね。
過去の五輪選手村で選手が使っていたマットレスは全て同じで、選手によっては寝返りが打ちにくい、寝つきが悪いということもあったようです。
やっぱり、マットレスの硬さはそれぞれ人の体重や体型に合わせて選ぶのが重要ですよね。
まとめ
スポンサー料、選手用マットレスの費用、これだけでエアウィーヴは相当の費用が発生することになりますが今後の世界戦略を含めて十分元が取れるという判断なんでしょう。
エアウィーヴの動向だけじゃなく、カスタムメイドのマットレスが今後私たち一般ユーザーにも普及されるのもそう遠い未来じゃないですね。
ただエアウィーヴなので値段がかなり高くなりそうですが。。。
質の高い睡眠が出来るマットレスは人の体重や体格によって違います。
特に大きいのは体重で、体重別にマットレスの弾力性を選ぶのが体圧分散や腰のサポートの面で重要というのは以前から言われてましたが、こうして東京五輪でも選手の体型によってマットレスの硬さを変えるのを見ると私たち一般人もマットレスを替えるときは注意した方が良いです。
今はモットンという高反発マットレスが体重に合わせて3パターンから選べるようになっていて、これが腰痛対策として結構好評です。