高級マットレスのシモンズの寿命は10年、ニトリのマットレスもNスリープは5年、マニフレックスは10年などマットレスの寿命については色々な意見がありますが、
マットレスの寿命は品質はもちろん日々のメンテナンスや使い方で家電製品よりもかなり大きく左右されます。
メーカー別のマットレスの寿命はあくまでも参考程度にして、マットレスの寿命や買い替えタイミングはどんなときかということを解説します。
目次
マットレスの寿命を判断するのはこの3つ
大手寝具メーカーのマットレスの寿命診断をはじめ「購入した当初より柔らかく感じるかどうか」「コイルスプリングのきしむ音があるか」というのがあげられますが、普通の人だったら購入当初の柔らかさなんて忘れてます。
また、コイルスプリングのきしむ音がしていてもヘタリもないし寝心地も変わらないこともあります。
ということで、どんな人でもわかりやすいマットレスの寿命を判断するポイントを3つご紹介します。
底付き腰の感や沈み込みを感じる
購入当初と比べるよりもいつも使ってるマットレスがちょっと腰の沈み込みを感じたり、底付き感(コイルマットレスがお尻にあたるのも含めて)を感じたりした場合はマットレスの寿命がきた、またはマットレスの買い替えを検討する時期。
厳密に言うと、マットレスの寿命じゃないけど筋トレで筋肉がついたり、急激に太ったり、またはその逆で痩せたりなど…体系の変化で最初は心地よかったマットレスが体に合わなくなったというケースもマットレスの買い替えを検討する時期です。
365日100%同じマットレスで寝ているとなかなか気が付きにくいんですが、旅行へ行ったあとや外泊した後にいつも使っていたマットレスで寝た時に違和感をかじたらちょっと注意が必要です。
もちろん、安いビジネスホテルの硬いボンネルコイルマットレスや安い旅館のせんべい布団よりもやっぱり自宅のマットレスの方が快適っていうのは別ですけど。
マットレスの端と中央の傾きはどんなマットレスでも数年使っていれば感じますが、極端に感じた場合もマットレスの買い替えタイミングと思った方が良いです。
黒カビやダニで手の施しようがないマットレス
マットレスのメンテナンスを全くせずに使い続けてる人に多いのが黒カビ。
ちょっとの黒カビだったら放置していても寝心地に影響はないしカビアレルギー以外であれば何の問題もありません。
ただカビアレルギーを持つ人はマットレスのカビが原因と分かるまでに不明の体調不良になることがあります。
また、マットレスにシーツやカバーをかけるとしても見た目がかなり悪くなりますね。
そもそもマットレスに黒カビが繁殖してるというのは湿気を吸い込んでる証拠なので、快眠もかなり損なわれます。
ということで、マットレスにびっしり黒カビが発生していたら使用年数と関係なく買い替えるのがおすすめです。
多少のマットレスの黒カビであれば自分で落とすことも出来るし、マットレスの素材によってはクリーニング業者さんにお願いしてきれいにしてもらうことも出来るので、まずはマットレスの黒カビが落とせるかどうか、落とせなそうであればマットレスの寿命と判断するのが賢明です。
マットレスのダニも同様で、業者さんにクリーニングを依頼できる場合もあるけど一般的には手の施しようがないことがほとんどです。
10年以上使っているマットレスで寝起きが悪いと感じる日々が続いた場合
ホテルのマットレスは日々メンテナンスされてるし、出来るだけ耐久性が高いものが使われてはいますが、ホテルでは10年以上同じマットレスを使いません。
もっと短サイクルでより良いマットレスに交換するホテルもかなりあります。
ホテルとまではいかないまでも、耐久性の高いマットレスでも10年前後が寿命と考えることをおすすめします。
特に「最近寝つきが悪い、寝起きの疲れが取れない、寝起きに腰が重い」と感じる人で10年以上同じマットレスを使っていれば買い替えのタイミングです。
シングルサイズで1万円前後の低価格マットレスだったら2,3年と考えるのが無難です。
奥さんに相談すると「まだまだ使えるのに何言ってるの!」と怒られるかもしれませんが、睡眠環境を改善したりキープするのは必要経費として是非説得を。
シモンズのマットレスの寿命は10年?マットレスの種類別の耐久性はあくまでも参考程度に
シモンズのマットレスの寿命は10年、
低反発マットレスは3年、
高反発マットレスは5年、
ニトリのNスリープは5年…など色々な見解や意見はありますが、使い方や日々のメンテナンスによってマットレスの寿命にかなり差が出てくるのであくまでも参考程度にして下さい。
耐久性の高さをアピールするマットレスでもノーメンテナンスで使い続ければ、ヘタリやすくなるし黒カビもびっしり。ダニも繁殖します。
一方、除湿シート、敷きパッド、シーツを使って小まめに洗濯、マットレスも定期的に掃除機掛けしていれば低価格のマットレスでも何年も使えます。
高反発、低反発ともにウレタンマットレスの場合はウレタン密度が高ければ高いほどマットレスの寿命が長くなる、密度は30D以上と言われてますが今は殆どのマットレスが30D以上です。
マニフレックスの12年保証など、長期品質保証のあるマットレスだってちょっとヘタリを感じるくらいでは保証対象外判定されます。
ウレタン密度30D以上で復元率90%以上のマットレスは最低条件で、あとはどれだけ大切に使えるのかということがマットレスの寿命を大きく左右します。
ポケットコイルの場合は、コイル数の数が多ければ多いほど負荷が分散されますがいつも同じ場所を使っていればスプリングも弱くなってきます。
エアウィーヴは耐久性が低いという意見もありますが、ウレタンマットレスやポケットコイルマットレスと同等の耐久性はあるし、おねしょや染み汚れという意味では自宅で丸洗いできるだけマットレスの寿命はかなり長いです。
寿命が来たマットレスを使い続けていると
ぶっちゃけ多少汚れていても、多少のへたりがあったとしてもマットレスで寝続けることは出来ます。
臭いが気にならなければ多少の汚れなんて寝心地に違和感ないですからね。
ただ、歪んだ寝姿勢を毎日続けていることになるので寝ても中々疲れが取れなかったり、起き上がれないほどではないけど腰が痛い毎日が当たり前のように続きます。
どんなに耐久性の高いマットレス、頑丈なマットレスを使っていたとしても10年がマットレスの最長寿命だと決めて買い替えることをおすすめします。
よく「このマットレスを使って寝起きが良くなった」「このマットレスで腰痛が楽になった」という口コミがありますがマットレスの品質が良いのはもちろん、今まで使っていたマットレスがいかに体に合わなかったのかというのも大きな理由です。
特に使って1,2日で劇的に変わったっていう人は新しく使ったマットレスの良さよりも寿命が来て体に合わなくなったマットレスを使い続けた苦しさからの解放という意味が強いです。
まとめ
一方、ショートスリーパーじゃない限りマットレスで過ごす時間はバカには出来ないので、良い状態のマットレスを使い続けることが日中のパフォーマンスをアップする意味でも必要です。
繰り返しになりますが、マットレスの寿命は品質の高さも重要ですがそれよりも日々の使い方やメンテナンスが大切です。
安いマットレスは寿命が短いっていう理由は、安いから雑に扱ってる人も多いのが事実です。