せっかく自分の体に合ったマットレスを使っていても、寿命が長いマットレスを使っていても黒カビだらけになったら捨てる以外ありません。
マットレスのカビはダニに比べれば私たちの体に悪影響を与えることは少ないといわれてますが、見た目も悪いし人によっては体調不良の原因になる可能性もありますからね。
マットレスを大切にメンテナンスることで黒カビは簡単に予防できるし、ちょっとくらいのカビだったら簡単に落とすことが出来ます。
このページでは私の経験を踏まえて、マットレスの黒カビの原因、予防法、除去方法、私が実践して効果的だったマットレスのカビ除去方法についてお伝えします。
目次
マットレスに黒カビが発生する原因を知る!
まず、部屋には目に見えないカビの胞子がたくさんあるので、カビの原因を根本的に除去することは出来ませんが、マットレスにカビが発生する原因を知れば、カビ予防にもつながります!
ということで、まずはマットレスに黒カビが生える原因から。
マットレスの黒カビが発生する原因はマットレスの湿度とカビの養分。
マットレスの湿度が60%以上になるとカビが発生しやすくなります。
また、カビは人の垢、フケ、ホコリを養分に成長します。
マットレスに黒カビが発生してしまったという人の使い方
以前の私を含めて、マットレスに黒カビが発生してしまったという人のパターンをまとめました。
敷きパッド又はベッドパッドを使わずマットレスとシーツだけで使ってる
マットレスの素材が何であろうが、敷きパッドまたはベッドパッドを使わないで直接マットレスに寝てるとダイレクトに寝汗がしみこみます。
通気性の高いマットレスであっても、結局は寝汗が下に落ちてしまうのでマットレスの底面に黒カビが発生しやすくなります。
寝心地を高める、マットレスのカビを予防するという意味でも敷きパッドまたはベッドパッドは必ず使いましょう!
通販でも近所のお店でもシングルサイズで1,000円前後からかなり安く買えますよ。
湿気が高い状態を放置している
どんなマットレスでも湿気が高い状態を放置しているとほぼ間違いなく黒カビが発生します。
日本に住んでる限り、特に夏から秋にかけてはどうあがいて湿気が高いになってしまいます。
敷きパッドやベッドパッドを使っていても、放置していれば湿気がこもってしまうし、シーツも同じことが言えますね。
ということで、マットレスのシーツ、敷きパッドは定期的に洗濯と乾燥を心がけましょう。
また、マットレスは2週間に一度程度は壁に立てかけて陰干しするのがおすすめです。
和布団だったら天日干しでもいいですよ。
一方、高反発のウレタンマットレスの場合は天日干しをすると傷んでしまう可能性があるので風通しが良い部屋で数時間壁に立てかけるだけでかなり湿気を飛ばすことが出来ます。
マットレスの黒カビの原因はダニの繁殖とも似てる
マットレスや寝具のダニ対策で解説してますが、マットレスの黒カビは寝具にダニが発生する原因とかなり似てますね。
ただ、ダニはウレタン素材の高反発マットレスには住みにくいという特徴がありますが、カビはウレタンだろうが綿だろうが容赦なく発生するのが厄介なところです。
知ってると思いますが、私たちは季節に関係なく睡眠中にコップ一杯分の汗をかきます。
お酒を飲んで寝るともっと汗は出ます。
この寝汗に部屋に浮遊してるカビ菌が付着して、マットレスの垢、フケ、ホコリを餌に黒カビが発生するんです。
高反発のウレタンマットレスには垢やフケ、ホコリがつきにくいという性質があって、私が使っている高反発マットレスのモットンはダニ対策としてはかなりいいんですが、カビ対策はお手入れが必要です。
3つの効果的なマットレスのカビ予防法
次は効果的なマットレスの黒カビ予防方法です。
マットレスの黒カビの原因と重複するところもありますが、改めて。
敷きパッドまたはベッドパッドを使う
一晩で約コップ一杯分の寝汗を直接マットレスに吸い込ませず、敷きパッドで食い止めましょう。
ほとんどの敷きパッドは吸湿性が高く安く買えるので予防としてはかなりおすすめです。
オールシーズンで使える敷きパッドもいいし、夏はひんやり系、冬は暖かい敷きパッドで使い分けるのもありです。
通気性の良いベッドフレームにする
マットレスの底面に湿気がたまらないようにするために、フローリングや畳に直接敷くよりも出来るなら通気性の高いベッドフレームがおすすめです。
今はすのこベッドが人気ですね。
ベッドには収納スペースのあるタイプのもありますが、ここにたくさんの収納をしていると湿気が逃げにくくなるのでもったいないですが収納はそこそこにしてあげるのもポイントです。
畳やフローリングに直置きしてるなら定期的な陰干し
ベッドフレームがない場合は直接畳やフローリングに敷くしかありませんが、定期的に陰干ししたりローテーションするようにしましょう。
フローリングも畳もマットレスとの間に結露ができやすいので、敷きっぱなしにせず定期的に数時間壁に立てかけたり、マットレスの上下、裏表を変えながら使うのをおすすめします。
コイル系マットレスだとちょっと重くて厄介かもしれませんが、比較的軽めのマットレスだったら軽いのですぐできます。
ダニが発生しにくいマットレスはありますが、カビが発生しないマットレスはありません。
ただ、カビは湿気対策だけしておけばかなり簡単に防ぐことが出来るので是非ここで紹介した対策は面倒がらずに実践してほしいところです。
既にマットレスに黒カビがある場合の対処法
ここまでマットレスに黒カビが発生する原因と効果的な予防方法をお伝えしましたが、
すでにマットレスに黒カビが発生してしまってる人はどうすればいいのか?について。
出来ることはこの2つ!
- マットレスを捨てる
- マットレスの黒カビを除去する
マットレスを捨てる判断と処分法
範囲が狭いカビの場合はマットレスのカビを簡単に除去することが出来ますが、広範囲で濃い状態の黒カビはスパッと捨てるしかありません。
既に数年間使っている状態であればマットレスの寿命が来たととらえて、この機会に自分の体にあったマットレスに切り替える判断をおすすめします。
そのままの状態でマットレスを使ってもいいですが、体調不良になる可能性もあるので。
黒カビのマットレスを捨てるには粗大ごみとして処分するか、解体して一般ごみとして捨てるかの2つ。
ボンネルコイル、ポケットコイルなどコイル系のマットレスだったら粗大ごみとして処分するしかありませんが、ウレタン素材などはさみで分解できる素材のものはバラバラにしてゴミ袋に入れれば簡単に処分できます。
マットレスの黒カビを自力で除去する方法
マットレスの黒カビを幸いにも早期発見出来たら自力で除去できます。
①消毒用のエタノールスプレーを気になる箇所に噴射
マツキヨでも楽天やAmazonでも消毒用エタノールスプレーは数百円で買えます。
消毒用のエタノールスプレーを黒カビの部分にちょっと湿らす程度に噴射したあと、1~2時間壁に立てかけるなどして放置します。
②浮いた黒カビを布で除去
消毒用エタノールスプレーで浮いてきた黒カビを布で叩く拭きします。
この時、布はお湯につけて緩めに絞った状態だと効果的に黒カビをふき取ることが出来ます。
③乾燥
ドライヤーやエアコン、または窓から風が入ってくる場所にマットレスを立てかけて乾燥します。
黒カビのすべてが完ぺきに除去するわけではありませんが、かなり目立たなくなるはずです。
業者に依頼するのもあり!
マットレスの素材によっては業者さんが黒カビを落としてくれることもありますが、まずは見積もりをしっかりと。
コイル系のマットレスや高反発のウレタンマットレスの場合は対応してくれる可能性がありますが、低反発マットレスの場合はおそらくNGでしょう。
いずれにしても、「マットレスクリーニング」でググって妥当な金額かどうかを相談して下さい。
ちなみにマットレスの黒カビ除去を依頼する場合の相場はシングルで1万円前後、クイーンサイズ以上で2万円前後です。
これよりも大幅に高ければちょっとボッタクリ、安過ぎたら怪しいかもしれません。
いずれにしても出来る出来ない、費用の2点を事前に見積もりを依頼して下さい。