どんなに耐久性が高いマットレスでも毎日寝続けているとマットレスがヘタリやすくなって、本来マットレスが持っている寝心地が損なわれることがあります。
特に肩や腰など体圧が重点的にかかるマットレス部分はへたりがち。
マットレスがへたると体圧分散も良くなくなり寝心地も悪く、寝姿勢が崩れるので腰痛の原因にもなりやすいので、体に合ったマットレスの寝心地を少しでも長持ちさせるためのメンテナンスとして、マットレスのローテーションは必須です。
目次
マットレスのローテーションのやり方は4パターン
マットレスのローテーションといってもやり方はいたってシンプル。
マットレスの向きを定期的に前・後・表・裏と4パターンにマットレスの向きや使う部分を変えるだけ。
これだけだと中々マットレスのローテーションのイメージが湧かないという方は以下の動画を見れば一発でわかるかと思います。
1分足らずの動画ですが、画像や文字で解説するより動画の方が本当に分かりやすいことってありますね。
ちなみに、マットレスによっては端っこにローテーションにタイミングを示すタグが貼ってるものもあって忘れやすい人には便利です。
マットレスのローテーションの頻度は3か月毎を目安に
毎日マットレスをローテーションするのが理想ですが
理想は毎日マットレスのローテーションをすることだけど現実的には出来ませんよね
ボンネルコイル・ポケットコイルマットレスのように金属が入っているマットレス、特にダブルサイズ以上のマットレスだと結構重いので現実的に毎日マットレスの向きを変えたり表裏を変えたりするのは面倒です。
ということで、前・後・裏・表とマットレスのローテーションは4パターンあるので、1年間を通して最も効率的なローテーションの頻度は最低でも3か月ごとにするのがおすすめです。
繰り返しになりますが、マットレスのローテーション頻度が高ければ高いほどマットレスが長持ちします。
裏表で硬さが違うマットレスの場合は寝心地を確かめながら
エアウィーヴのデュアルモードのように表と裏でマットレスの硬さが違うものもあります。
リバーシブルマットレスといえばいいのか正式名称はありませんが、万が一マットレスの硬さが体に合わないケースを想定して表と裏で硬さが変わってるある意味親切な設計なんですが、快眠や腰痛によいのは自分にとってマットレスの硬さがあってるかどうか。
マットレスのローテーションを重視して自分に合わない硬さで寝るのはおすすめしません。
表裏で硬さが違う設計のマットレスを使ってる場合は、あくまでも自分に合ったマットレスの硬さを使い続けることを重視して表裏ではなく上下の向きを変える2パターンのローテーションとしてください。
マットレスのローテーションの目的は体に合った良い寝心地をより長くキープすることなので、ローテーションの中で自分に合わない寝心地の面を使うのは本末転倒です。
ローテーションに適してるマットレス
良いマットレス、つまり使う人にとって体圧分散が出来て寝姿勢が良ければそれを出来るだけ長年使いたいと思うのは当たり前。
そのためにはマットレスのローテーションは必須ですが、ローテーションに適したマットレスとはということを。
重くないマットレス
例えばお年寄りの方が重いマットレスを使っているとマットレスのローテーションはしんどいものです。
腰痛に良いマットレスを使っていて、ローテーションをするときにぎっくり腰にでもなったら大変です。
誰か手伝ってくれる人がいればいいですが、一人暮らしの人は自分でするケースがほとんどなので出来るだけ軽く簡単に位置を変えられるマットレスを使うのがおすすめです。
ボンネルコイルマットレス、ポケットコイルマットレスは重いので、軽いけど丈夫なウレタンマットレスやエアウィーヴなどの樹脂繊維のマットレスを使がいいですね。
とはいってもシングルサイズのマットレスだったらどんな種類でもそれほど重いということはありません。
裏表で硬さが変わらないマットレス
表裏で硬さが違うリバーシブルのマットレスではなく、表も裏も硬さが変わらないマットレスが理想的です。
リバーシブルのマットレスにはメリットもありますが、マットレスのローテーションとしてはあまり適してません。
まとめ
マットレスをより長く使うにはマットレスのローテーションが必要です。
前後表裏とマットレスの向きを変えることで同じ位置に負荷がかからないようにすることで数年単位でマットレスの寿命が長くなりますよ。
マットレスのローテーションは頻度が高ければ高いほどよいですが、現実的には面倒なので3か月に一度の頻度で。
重いマットレスはローテーションの手間が面倒になってついついおろそかにしがちになってしまうので、軽くて丈夫なマットレスが適してます。