心地よい睡眠を得るために布団やマットレスは自分の体に合ったものを選ぶことが重要ですが、注意したいのがダニ対策。
マットレスのダニを放置しておくと痛みや痒みだけじゃなく、アレルギーになったり小さな子供の場合は気管支ぜんそくなどシャレにならない結果になりますからね。
といっても、今は布団やマットレスのダニ対策が出来るいい時代です。
このページでは、マットレスと布団などの寝具のダニ対策として、ダニの被害に合いやすい人、マットレスにダニが繁殖しやすい環境、寝具のダニ予防方法、試す価値があるマットレスと布団のダニ駆除方法をお伝えします。
目次
ダニの被害にあいやすい人
敷布団、マットレスまたは掛け布団にダニが生息していたとしても、全く影響を受けない人もいるし、もろに影響を受ける人がいます。
妻がダニにかなり刺されたにもかかわらず、夫の私はあまりそこまででもなかった、っていう経験もあります。
まずダニの被害に合いやすい人の特徴としては、敏感肌で柔らかいというのが大きな特徴です。
特にダニは寝ている間に、二の腕やお腹周りを指す傾向があることから筋肉質な男性よりも女性や小さなお子さんの方が影響を受けやすいんです。
ダニに刺されて痒みが数日続くだけだったらまだしも、ダニアレルギーを持ってる人は刺された後の痒みや痛みが深く長く続くので要注意。
また、新築でダニの気配がない部屋でも、人が外を歩いているとき、電車や車に知らないうちに靴や服に移動したダニを連れ帰ってくるので、やっぱり寝具のダニ対策をするのが一番重要です。
マットレスなど寝具のダニが繁殖しやすい環境とは
マットレス、布団にダニが繁殖しやすい要素は、細かく言えば色々ありますが根本的な原因は、温度と湿度、そして寝具の素材!
ダニの予防と駆除方法の前にまずダニが繁殖しやすい条件を知っておきましょう!
ダニが繁殖しやすい温度と湿度
ダニが繁殖しやすい温度は25~28度、そして湿度は60%以上。
ダニは一般的に梅雨時期から秋にかけて繁殖しやすいといわれてますが、それは一昔前の話でエアコンを使っていれば一年中ダニが好む室温と湿度になりやすいんです。
特に湿度は60%を超えるとかなりダニにとって快適な環境になります。
ダニが喜ぶ温度と湿度は、特に温度は人間にとっても快適なものです。
だからこれを調整するのは現実的に厳しいですね。
ダニが好む寝具の素材
ダニは人に見つからないように身を潜めて、隠れやすい場所を探してそこで生活します。
家の中でも一番ダニが繁殖しやすい場所は、人の垢やフケ、ほこりがつきやすい寝具。
特に敷布団、マットレスなど敷き寝具に最も生息しやすいといわれています。
寝具の中でも綿、羊毛、布などの繊維は湿気もこもりやすくダニが隠れて生活するのに一番最適な場所です。
一方、ウレタンやポリエチレン素材のマットレスは垢、フケ、ホコリがつきにくく潜り込む場所もないのでダニが殆ど生息できない環境です。
効果的な寝具のダニの予防
次は肝心の寝具のダニ予防と駆除方法を。
ここまでダニの影響を受けやすい人、ダニが繁殖しやすい環境についてまとめましたが、ダニは予防が一番!
ダニがつきにくい寝具を選ぶ!
ボンネルコイル、ポケットコイルマットレスはコイルだけじゃなく寝心地を高めるために繊維素材の詰め物が使われてるのでダニに刺されやすい人は避けるのが無難です。
和布団はほぼ繊維素材でできているのでおすすめできませんが、もし使うのであれば丸洗いできるものを選ぶのがダニ予防として重要です。
効果的な寝具のダニ予防はまず敷き寝具は可能であれば繊維が使われてない素材を選ぶのがおすすめです。
具体的におすすめなのはウレタン素材のマットレス。
ウレタン素材のマットレスは垢やフケ、ホコリがつきにくい性質があるのとダニが潜り込みにくい素材なのでダニ予防としてはうってつけですよ。
ただ、シーツや敷きパッドは繊維素材なので定期的に丸洗いしましょう。
防ダニ加工の繊維はどうなの?
綿、羊毛でも防ダニ加工しているマットレスや敷布団もあります。
これらの寝具は防ダニの薬品を使っているので一定期間はダニ予防の効果がありますが、使っているうちにその効果が落ちてきます。
つまり、防ダニ加工は効果があまり長くないので、ダニ対策としては十分ではありません。
掛け布団は定期的に洗濯と乾燥!
掛け布団より敷布団やマットレスなど敷き寝具の方がダニが住み着きやすいですが、掛け布団や毛布も気を付けましょう。
掛け布団は綿、綿、羽毛などダニが住み着きやすい繊維質のものしかないので、
といっても、掛け布団は丸洗い出来るものが殆どです。
自宅に乾燥器がある人もいると思いますが、おススメはコインランドリー。
コインランドリーの乾燥器のパワーはかなりありますよ、
ということで、マットレスや敷布団のダニ予防として効果的なのは
ダニと相性が悪いウレタン素材などのマットレスを使うこと
または
丸洗いと乾燥できる寝具を使うこと
これがおすすめです。
ダニがつきにくい素材として、ウレタン以外ではエアウィーヴなどポリエチレン樹脂を素材にしたマットレスはダニがつきにくく、丸洗いできますがちょっと値段も高くなるので熱に弱いというデメリットもあります。
試す価値あるマットレスのダニの駆除方法
ダニ予防が一番大切ですが、今すでにダニの被害に合っていてどうにかダニを駆除したいという人におすすめの方法です。
まずは生きたダニを駆除する方法とダニの死骸の駆除する方法に分けて解説します。
今はレイコップやダイソンなど強力な掃除機がありますが、生きたダニを殺すことは出来ません。
まずはダニを殺して、ダニの死骸を片付けるというステップで整理します。
生きたダニの駆除方法
洗える敷布団を使ってる場合はコインランドリーで強力乾燥、または布団乾燥機で50度以上にすること。
テレビでも放送されてますが色々な実験でダニが死ぬ温度は50℃以上と言われています。
生活の知恵として、真夏の場合は車のフロントガラスにセットして放置するのもおすすめです。
車の日よけにもなるし、お金もかからす高温で乾燥できますからね。
要するに50℃以上に布団、マットレスを加熱することが大切です。
ただ、エアウィーヴなどプラスチック系のクッション材を使っているマットレスの場合は変形してしまうのでご注意を。
ダニスプレーも効果的だけど
丸洗いできない、または50度以上で乾燥すると傷んでしまう素材の布団またはマットレスを使っている場合はダニスプレーです。
以前はバルサンのような部屋中に充満するものしかなかったんですが、布団、マットレスだけに吹きかけるファブリーズのようなダニスプレーがあります。
ダニスプレーの効果はかなり高いです。
ダニスプレーを使う場合は香料が少ないもの、劇薬指定のないものを選ぶのがポイントです。
KINCHOの「ダニがいなくなるスプレー」が人気ですが、ダニスプレーで肌が荒れたという人もいるので、実際に使った人の口コミなどをチェックしてから試して下さいね。
ダニの死骸駆除方法
ダニが死んだとしてもダニの死骸もアレルギーの原因になるので、ダニの死骸を掃除することもお忘れなく。
ダニの死骸は小まめな掃除機で吸い取ってあげるのが一番です。
レイコップやダイソンなど有名なモノから比較的手ごろな布団クリーナーもあります。
強力な掃除機であればそれに越したことはありませんが、何よりも定期的に布団に掃除機をかけるということが大切ですよ。
シーツがからまって面倒になりがちですが、布団用ノズルがある掃除機だったら比較的楽です。
繰り返しになりますが、生きたダニは掃除機ではあまり吸い込めません。
まずは洗濯・乾燥、またはダニスプレーを使ってダニを撃退、その後に掃除機というステップが効果的なダニ駆除方法です。
まとめ
寝具のダニ対策は敷き布団、マットレスをメインに行って下さい。
マットレスなど敷き寝具のダニ対策をするだけでかなり快適なになるはずです。
ダニ対策は何よりも予防が大切で、もしこれからマットレスを替えようとしているなら
ダニと相性が悪いウレタン素材などのマットレスを使うこと
または
丸洗いと乾燥できる寝具を使うこと
これがおすすめです。