色々な機能性があるマットレスに注目が集まってますが、日本の伝統的な素材そして使われてきたい草・畳の寝具をずっと愛用している人もたくさんいます。
最近の住宅ではフローリングがメインになってきて畳の部屋がないまたは少ないので、フローリングの上にい草マットレスやラグを敷いて使ってる人も。
昔からラグやゴザなどのちょっとした敷物として使ってる人は多いですが、クッション材を使ったい草マットレスも最近では見直されてます。
大人から赤ちゃん用まで使う人が多い色々優れた畳マットレスですが、デメリットもあります。
目次
い草マットレスの3つの魅力
い草の保温・放湿性
い草の特徴として真っ先に挙がるのが湿度の吸収力。
寝具環境だけじゃなく、部屋全体の湿度を吸湿してくれるので、マットレスとしての放湿性もかなり高いです。
特にフローリングにマットレスを敷いてる人は、部屋の湿度が結露となって底面にたまって黒カビの原因にもなりますが、い草マットレスは部屋全体の湿度を吸収してくれるっていう力を持ってます。
また、い草は保温性が高い素材なので寝具環境としても、部屋全体の温度調整としても役立つことが証明されてます。
もちろん冬はエアコンなどの暖房を使うかと思いますが、実験によるとフローリングより畳の方が部屋の温度が温まりやすく、上下の温度差が少ないとのこと。
自然の消臭力と自然の香り
い草そのものの臭いが好きじゃない人もいるとは思いますが、日本人だったらほとんどが畳の臭いはどこか懐かしい感じがするし好きなはず!
い草の香りは心がリラックスするともいわれてるし、部屋の消臭にも役立ちます。
消臭家電などがある人には必要ないかもしれませんが、い草の香りは人工的には産めませんからね。
寝る時にはい草の香りで副交感神経に切り替えてリラックスして眠れる人も多くて評判ですよ。
部屋の空気をキレイに
い草には天然の空気清浄機と言われるほどで、ホルムアルデヒトを吸い取ってくれる効果があります。
空気清浄機を持っている人もいますが、1年通してホルムアルデヒドを吸着してくれる、花粉の季節にもかなり効果があり、電気代がかからない空気清浄機として寝室のきれいな空気で快眠できます。
い草マットレスはダニ対策を忘れずに!
い草は自然の吸湿力、自然の香り、空気清浄の効果がある一方で、注意しなければいけないポイントも。
それはダニとカビ対策。
い草が部屋の湿気を吸い取ってくれるのですが、放置しておくと湿気がたまってカビが発生します。
また、い草はウレタンマットレスと違ってダニが発生しやすい素材なので、定期的に乾燥させないといけませんね。
布団乾燥機を使ってもいいし、日干ししてもいいです。
ただ日干しするとい草の表面の色が変色してきてしまうので、見た目が悪くなってしまうこともあります。
また、毎日使っていると畳の表面がほつれてチクチクすることも。
何かシーツをかけて使ってもいいですが、それだとい草の魅力が損なわれるし、い草の吸湿力も半減してしまうことになります。
い草マットレスは他のマットレスと比べて掃除機掛けがしやすい素材なので、小まめな掃除機掛けと日干しではなく陰干しを小まめにすることが長く使うためのコツです。
い草マットと赤ちゃんとの相性は?
い草マットは赤ちゃんや小さなお子さんとの相性も良く、特にお昼寝用のプレイマットとして人気があります。
特に赤ちゃんや小さなお子さんはよく寝汗を書くので、い草の吸湿力はかなり相性がいいです。
フカフカのマットレスだとこれから成長するお子さんの体が沈み込みすぎる心配がありますが、敷布団の上にい草マットをかけるだけで心地よくリラックスできて寝汗も吸い取ってくれるのでママさんの間ではかなり人気がありますよ。
また、い草の空気清浄効果もホルムアルデヒドの心配もなく、い草の香りのリラックス効果もお子さんに良い影響を与えることでも有名です。
ただ、ダニは発生しやすいので小まめな掃除機掛けまたは乾燥をお忘れなく。
家電なんて全然なかった時代から日本では畳の上で赤ちゃんや小さなお子さんが寝てたので、もしかしたら日本人のDNAにも畳との相性があってるのかもしれません。
い草・畳はマットレスでもラグとしても!
い草・畳はクッション材の入っているマットレスとして使ってもいいし、フローリングに直接マットレスを敷く人にとっては除湿シートとしてい草ラグを使ってもいいです。
夢見畳 3連タイプ
100%国産のい草で作られ、密度・耐久性が高いのが高く人気があります。
畳の1本1本が太いい草で作られてるので、高級旅館の畳の良さが感じられます。
夢見畳みの使い道としては、マットレスとしてこの上で寝るのではなく敷布団や薄めのマットレスを敷いて使う人が多くて好評です。
自宅に畳部屋がない、畳部屋を寝室として使いたくないけどい草・畳の良さを味わいたい人にはおすすめ。
軽量で折りたためてるので収納性も高く、持ち運びも便利なので色々な場所で使えるので、布団やトッパーマットレスとの相性は抜群です。
一度使った人は「もっと早く使っていればよかった」という声も。
折りたたんで屏風上のようにして数時間陰干しすれば湿気、ダニ対策としてもかなり有効なのでお手入れのしやすさも便利。
い草・畳ラグはニトリや無印でも人気
い草・畳ラグ、マットレスはニトリや無印でも人気です。
吸湿性の高さからどうしてもサマーシーズンに目につく場所で展示されがちですが、冬の保温性の高さとしても、い草はいいので通年目に付くところに展示してもいいんですけどね。
無印だと取り扱ってない場合もありますが、ニトリは店舗が広く冬場は目につきにくいですが殆ど取り扱ってます。
マットレスよりもラグの方が人気ですね。
い草・畳マットレスのまとめ
い草・畳マットレスやラグは一周回って再評価されつつあります。
化学的な防臭や消臭、吸湿よりもより自然に近い形がやっぱり人の体には優しいのかな?
エコの面でもいいと言われてますが、それはウレタンでも羊毛でも同じです。
い草・畳のマットレスやラグは自然が持つ保温、吸湿、空気清浄があって赤ちゃんや小さいお子様向けにも人気がありますが、ダニ対策は必ず必要です。
使うのであれば、折り畳み式で陰干ししやすいものを選んで、その上に敷布団を敷くといった使い方がおすすめ。
また、小まめに掃除する、定期的に陰干しすることもお忘れなく!